2011年1月20日

死ぬかと思った





天ヶ岳


雪山の入門に、比良山に行こうと計画を立てていましたが、どうやら天候不良。京都北山、大原の天ヶ森に登ることにしました。と、思っていると、翌日寝坊。急遽、天ヶ岳に変更し出発。装備にはワカンを持って行こうと思っていましたが、前日の偵察での雪の積もり具合、比叡山の雪の融け方を考えて、持ち物から外しました。この甘い判断のおかげでとんでもないことになりました。深雪新雪の山頂までのツボ足の道のりは言うまでも無く、無雪期の時間の倍を要しヘトヘト。やっぱり、念には念を。考えが甘かったな・・・。帰りは、雪の重みで道を塞ぐ木々のおかげで道に迷い、本当に入門に相応しい痛い実体験となりました。ふと、遭難と死ぬかもしれないという文字が頭をよぎり、携帯電話を忘れたと言う失敗が重くのしかかりました。大げさかもしれませんが、パニック状態とはそんなものです。ここが、3000m級の雪山だったら・・・と想像すると怖さに震え上がりそうです。わずかに残る冷静さと、こんなところで死ぬわけには行かないという根性。自己責任を果たすべく、気合で乗り切りました。いい勉強でした。自分の甘さに喝を入れられた気分でした。